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いよいよ受験本番が目前となりました。
生徒達は入試問題でかなり安定した
点数を取れるようになっており、
第一志望で合格を勝ち取れるのではないか?
と思えるレベルに到達しています。
私は数学を教えているのですが、
みなさんの数学の点数の伸びはすばらしいですね。
受験が迫ってくると同時に、毎年思うことがあるのですが
それは、
「もっと上の世界を見せてあげたい」
ということ。
この時期になると、生徒達にとって
数学の入試問題は点数を取るゲーム
へと変化しています。
今年の受験生はその傾向が特に強め。
次から次へと、
「どこかの入試問題をくれ」
と言ってきます。
一つ一つの入試問題の復習を
疎かにしているわけでもないのですし、
意欲的で良いことだと思います。
その様子を見ていると、
「なんか楽しそう」なんですよ。
勉強しているはずなのに。
その楽しそうな様子や、
解説したときの反応、
解けるようになっているという変化を感じると
もっと上の世界をみせてあげて、
その世界の問題を解く楽しさを教えてあげたくなります。
もちろん、それは
「まだ教え足りないことがある」
という、自分自身の至らなさの裏返しでもあります。
毎年、そう思うことはないように、と考えて
あれこれやっているのですが、
「もう全て教えた、大丈夫」
と言って送り出せた子は今まで一人もいません。
入試で受かるためなら十分かもしれない
けれど、そうではなくて
純粋に中学生の数学の範疇として、
「すべてやりきった」
という状態に至った子はいないのです。
悲しいことに。
ですから、「来年こそは」「その次の子たちこそは」
と常に考えながら、日々精進し、授業をしている次第です。
とまあ、そんな面倒なことはおいておいて、
もっと単純に
「この子らともっと数学をやっていたい」
と感じる気持ちが一番強いんですけどね。