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早いところでは今週から来週にかけて、一般的なところは来月下旬ごろに中学校の定期テストがあります。この時期になると電話・メールで「試験勉強するので塾を休みます」という連絡が増えてくる時期なります。
自発的に勉強すると言い出して、塾を休んでまでテストに打ち込む。そんな姿を夢見てきた人もいるでしょうし、ぜひそうさせてあげたいと思うでしょう。
しかし、ちょっと待ってください。騙されてはいませんか?
塾を休んで勉強したら成績は伸びるのでしょうか?
成績を伸ばしたいから塾に行かせたはずでは?
大事なので、これ以降をよく読んでください。特に学習習慣ができていない中学1年生、中学2年生は要注意です。
まず、塾を休む生徒の動機には2パターンあります。
1: 本当に勉強したいから休む
本当にテストでいい点を取りたいと思っている子です。しかし、自分の予定を考えた勉強計画を持っておらず、塾を休まなくてはいけないほど切羽詰まった子が多いです。多くの子はこの学習計画を一人で作れないので当然です。できていれば、かなりの好成績を収めているはず。
2: 塾をサボりたいから休む
残念なことですが(身に覚えがある方も多いと思いますが)、基本的に子どもたちは勉強をしたくないものです。辛い勉強の負担を軽くするためには塾もサボります。お母さんに話さず勝手に電話して休むこともあります。家でもまじめにやるとは考え難いので、結果は出ません。
もちろん塾を休むなと言っているわけではありません。
休むなら休むなりの計画性をもった学習をしてほしい。
ただそれだけです。
もし、塾を休みたいと言われたら、以下のことを確認してみてください。
1、休んでどんな勉強をするのか
時間、勉強方法などです。音楽聞きながら、お菓子食べながらの1時間では、塾を休んだ意味がないです。英語やる、数学やる、でも不十分。どのようにやるかが大切なのです。
2、何点取ってくるのか
合計400点越え、前回のテストから各5点アップ、決め方はなんでも大丈夫です。明確な目標を持たせるようにしましょう。
3、休んだ分の塾の授業をどうするのか
当たり前のことですが、塾の授業は進みます。どう授業に追いつくのかは大切なことです。テストが終わったら自習に行かせるなど家庭内ルールを作っていきましょう。
上記の内容を子どもが考えるように、誘導していくのが大切です。親・先生に決められたルールは破りたくなるもの。だからこそ、子どもたちが考えて決めることに意味があります。もどかしい思いをすることもあるかもしれませんが、保護者の皆さまと私たちで一緒に成長を促せればと思いますので、ぜひ小さなことでもご相談ください。
では、また次回の更新で。