私立トップ校の変化

2019.11.07 ZENTブログ


関東の私立は基本的に三教科入試です。





五教科入試をやっているのは開成、渋幕くらいでした。





しかし、ここ数年、変化が現れています。





その理由は、高校入試組の理社が出来なさすぎるから。





そして、そういう子達が結局大学入試で実績を稼げないからです。





ある私立進学校に通っている生徒が、「高校組が出来なさすぎるからもう一回同じことをやらないといけない」と高校教師に言われたそうです。





変化には二種類あります。





① 高校募集を停止する。





② 五教科入試に切り替える。





①について





海城高校、東邦大東邦、成城高校 が募集停止し、完全中高一貫校となりました。





もっとあるのですが、ここ数年で大きなところで言うと、この三つです。





本郷、豊島岡はそれぞれ。今年、来年で募集を停止します。





これらの学校の募集停止には、上記の理由と、高校入学組がカリキュラムに追いつくのが大変で、学校側の負担が大きいからという理由もあります。





②について こちらは千葉県で見られる動きです





【渋谷幕張】
前期5科、後期3科だったものが、前期5科のみに変更





【市川】
前期3科、後期3科→前期5科、後期5科→前期5科のみへ





【昭和学院秀英】
前期後期ともに5科→前期後期ともに5科





とそれぞれ変えてきています。





この動きは東京にも広がってくると思います。





開成はずっと五教科ですが、理社はそこまで難しくありません。





きっと、そのうち変えてくると思います。





ほかの進学校





城北や巣鴨





さらにはその下に位置する学校も、いずれ五教科入試を導入してくるのではないかなと思っています。





理社が出来ない子が増えている状況を鑑みるに、高校側も「これはまずい」と感じ始めていることでしょう。





その感じが上記のような変化であると考えています。





そもそも関西は5教科が多いので、関東も全面的に5教科入試にしてしまえばいいのになと私は思っています。





受験校だけではなくて早慶、マーチ附属も五教科にしてくれないかなーなんて思ってます。


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