国語と英語

2016.03.19 ZENTブログ

武田授業
武田授業

先日の国語の授業風景です。

今回は入試問題で実際に出題された文章を使用して、読解演習を行っています。

国語の入試問題は小説や随筆だけでなく、論説文も多く出題されます。

記号論やアイデンティティー論など理解するだけでひと苦労する問題も少なくありません。

生徒達は全員、真剣に話を聞き、解き方のポイントなどを学習しています。

対義語や類義語、接続詞の使われ方などから筆者の思考を読んで答えさせる問題などもあり、文章を読むためには熟語の意味やことわざなど、様々な知識を持っている必要があります。

以前から武田も<ブログ>などで話しているとおり、入試問題を解くことのみならず、母国語を理解し考える力を育むというのは非常に大切なことです。

最近は日本語の代わりに、英語教育がどんどん推進されているように感じます。

例えば、2017年度から高校で使われる教科書。<こちら>のニュースでは。英語以外の教科で英文の問題などを記述した教科書が増えるとのお話も。

それに合わせて、塾業界でも英語教育に力を入れるところがますます増えるのではないかと個人的に思っています。

実際、国語を実施しない塾などもあるぐらいです。

しかし、その反面と言うべきか、本来の母国語である日本語の水準が下がってきている様に感じます。

もっと言ってしまえば、日本語(言葉)を知らないため、説明が理解できなかったり、説明できなかったり。

会話なども、二人の間でちぐはぐになってしまったり。

こういったことが頻繁に起こっている様に感じます。

日本語でもうまく説明できないようなことを英語で説明できるようになるはずがないので、英語に力を入れ過ぎるのも考えものです。

何事もバランスよくやっていきたいものですね。

では、また次回の更新で。
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