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卒業生に書いてもらっている高校紹介 その③です。
その①(中央大学高等学校)はこちら
その②(明治学院高等学校)はこちら
今回は
【法政大学第二高等学校】 by卒業生Kさん&Nくん
共学化して、一気に上昇。
結果、倍率エグイことに!
もはやマーチの中で格落ちと言われていた昔の法政は存在しない。
進化する法政を牽引する存在。それが法二というブランド。
〔基本情報〕
昔は武闘派男子校だったが、共学化。
校舎も設備も一新し、広大で綺麗な空間に。
最寄り駅: 武蔵小杉
偏差値 男子67 女子67(進研Vもぎ)
学校ホームページ
〔法政大学第二高等学校とは?〕
法政大学第二高等学校、通称「法二」「法政二高」は「法政大学高等学校」「法政大学国際高等学校」と並ぶ附属校の一つです。
生徒は1800人を超え、東京や神奈川、埼玉、千葉からの生徒も多く在籍しています。
みんな個性豊かでどのクラスもとても雰囲気が明るいと思います。
私自身、内部生がいることもあって、入学するまでは友達が出来るか不安でしたが、そんな不安は全く必要なかったです!
内部生の人たちも本当に優しくてたくさんの友達が出来ると思うので、きっと高校生活を楽しめると思います!
あとは、校舎がとにかく広くてきれいです。
音楽室は3つ、体育館は2つ、講堂、防音のスタジオ、ジムなど本当に施設が充実しています。
自分のやりたいことに専念できる環境が整っているのが、法政二高の強みの一つだと思います。
〔法二といえば運動部〕
法二は部活動にも力を入れています。特に運動部は全国レベルで活躍している部活も多いです。しかし、だからこそ文武両道が難しいという人も多いです。
ちなみに僕はバレー部に所属していますが、オフは週一で平日と土曜日は20時終了のことも珍しくなく、帰宅は家が近い僕でも21時近くになります。
日曜日も半日部活があり、特に午後の練習はとても長いです。
半日潰れてしまうため、高校生活を遊びつくしたい!って人は向かないかもしれません。
部活は強制力が少し強いため、文武両道は難しく、学問の方が疎かになってしまう生徒もいます。
実際先輩の中には成績が原因で部活動停止になってしまった人もいました。
〔定期テストに命を〕
法政二高は法政大学の附属なので、もちろん法政大学への推薦制度はあります。
ただ、大学へ行くためにはいくつかの条件があり、それをクリアした人の中で成績の良い人から学部を選べるので、1年生の成績からとても重要になってきます。
法二の成績はほぼ100%定期テストで決まるので、定期テストに向けてみんな必死に勉強しています。
3年生になったときに自分が行きたい学部に行けなくなってしまったり、大学に進学できなくなってしまう可能性もあるので、1年生から手を抜かないでしっかり取り組むことをおすすめします。私は2年の時点で割と後悔しています。
ついでに提出物の話も少し加えておくと、法政二高は圧倒的にレポート類が多いです。
どの教科でも出されている気がします。自分の考えをまとめるのが苦手な人は苦労するかもしれません。
入学するとすぐに合宿に行って、作文を何枚も書かされるのも法政二高の伝統行事みたいなもんです笑
〔まとめ〕
そこそこマイナスなことも書きましたが法政二高に通っている人は、いきいきと何かに打ち込んでいる人が多いです。
勉強だったり部活だったり、趣味だったり。
附属だからという理由で何もしないでダラッと過ごしている人は少数で、むしろ附属だから、好きなことに没頭している人が多いと思います。
だからこそ勉強と両立していくのが難しいのですが、充実した日々を過ごせるのだと思います。
みなさんも是非、何か自分が打ち込めるものを探してみてください。
法政二高には、その環境があり、たくさんの人との出会いもあるのできっといい刺激を与えてくれると思います。
高校の3年間で何ができるのか。それは自分の気持ち次第だと思います。
法政二高は基本的に自分から動かないと先生方は何もしてくれませんし、部活にも入れません。(今までもそうだった人も多いと思いますが…)
でも、自分から動けば出来ることはどんどん広がっていきます。
不安や期待、様々あると思いますが、高校生活はきっと楽しいものになると思うので、自分なりの何かを見つけてください。
少しでも興味を持っていただけて、見に来てくれたら嬉しいです。
法政二高でお待ちしております!
〔武田加筆〕
《ちゃんとやっとけ》
中大高のときにも書いたけれど、附属だからって好きにしてりゃいいってのは違うよね。
なんなら、大学への推薦権をかけた戦いはだいたい1年の時から始まっているので、進学校よりはむしろ、附属の方が定期テストガチ勢は多いかもしれない。
進学校は結局、指定校などを狙わない限りは本番一発勝負になるわけだから、定期テストに無気力な場合も結構ある。
クラス下げられたり、補習くらったりはするかもしれないけれど、実力身につけて戦略的に動けば、受験に不要な科目は切り捨てたりも出来る。
でも、附属は受験が基本的に関係ないからこそ、どうでもよくね?と思うような科目もビシッと点数キメてかないと、後々酷いことになる。
《附属校って》
大学受験を考えなくて良い。それが魅力で人気。
けれど、私はこの子の文章を読んで、強く感じたことが一つ。
それは、やりたいことがないなら、附属校なんて行かないほうがいいんじゃないか? ということ。
特に上位の附属校は自由です。
その意味は何か。
それは、「オマエラ、放っておいてもやることはやるだろ? その上で、他にやりたいことがあるはずだから、それを究めろよ」ということなのではないでしょうか。
そのやりたいことが何もなくて、大学受験に向けた勉強もしなくていいとなったら、キミはどうする?
何をしたいか考える?
本当に?
きっと、ダラダラ無為に三年間を送ると私は思う。
やりたいことがあるってのは、実はそれだけで結構幸せなんだ。
世の中の大半の人には、やりたい事なんてない。
これは私の信条でもあるのだけれど、いろいろやってるうちに、人はそのやっていたものの中から「やりたいこと」を選んでいるに過ぎない。
一生懸命やってみたもののなかの何かが、気がついたら好きなこと、やりたいことに変わっていってるんだ。
だとすると、それが見つかっていない人が附属に行ったら?
周りは何かに打ち込んでいる。でも、自分にはそれが無い。
きっと、周りが輝いて見えて、自分が灰色に思えてくるんじゃないかな。
もちろん、そこから刺激を受けて新たな世界が開けてくるってことも、たくさんあると思う。
けれど、なにかうちこめるものがあるから、こういうレベルの学校に行けるっていうのも真実なんじゃないのかな。
もしかしたらだけれども。
附属はいいよ。本当に。
私も附属出身だから、その良さがすごくよくわかる。
けれど、もしかしたら、その良さって、私にはたまたまやりたいことがハッキリしていたから良かっただけなのかもしれない。部活とか学問とか、そんな立派なもんじゃなかったけれど。
キミは、高校で何をしたい?