卒業生による高校紹介② 明治学院高等学校

2022.10.05 高校紹介


卒業生に書いてもらっている高校紹介 その②です





その①(中央大学高等学校)こちら





今回は





【明治学院高等学校】 by卒業生Tさん





明治学院大学の附属
明治大学の附属?? 違う!
明治学院大学だ!





〔基本情報〕





昔は男子校だったが、共学化。非常にリア充感あふれる学校。推薦は内申36から出せるものの、高倍率ゆえ40以上は無いと受からない。
最寄り駅: 白金台
偏差値 男子60 女子63(進研Vもぎ)
学校ホームページ





〔明治学院高等学校とは?〕





明治学院高校、略して「明学」は白金台の土地に佇む大学附属高校です。
明治学院大学の附属校であり、キリスト教の学校です。
しかし通う明学生たちの信仰は、無宗教である私も含め様々です。
現在(2020年に書いてもらった記事です)は新校舎が建設中で、仮校舎で生活しています。
校舎の他にはチャペルや芝生の庭があり、学校と思えないほどに風情がありとても綺麗です。
冬には、イベントとしてツリー点灯式が芝生で行われます。
明学での高校生活は、「メイガクライフ」という代名詞が飛び交うほどに特殊なものです。
その特殊さは、「行事の充実」と「校則の緩さ」にあります。





〔行事だらけのメイガクライフ〕





明学での1年間は行事中心といっても過言ではありません。なんといっても行事の数がとても多いです。
体育祭や文化祭のみならず、明学特有の行事がいくつもあります。
一年生は入学した翌日に、「ガイダンス合宿」という一泊二日の宿泊行事があります。
明学の歴史や学校生活について学びながら、仲を深めます。
また、一学期には「郊外HR」と「水泳大会」が共にあります。





郊外HRではクラスごとに自分達で行き先を決め、バスを借りてそこで1日クラスの皆と過ごします。
行き先はいちご狩りや海など様々ですが、王道はBBQや川遊びです。





水泳大会は、クラス毎に対抗して競い合う初めての行事です。
一年間を通じて行事の際に着るクラスTシャツはこの時期に作ります。
水泳大会と聞くと、水泳が得意な人だけが活躍できるイメージを持たれがちですが、騎馬戦や”おちゃらけレース”(浮き輪や二人三脚など泳ぎの上手下手が関係ないレース)など水泳が苦手な人も活躍できる競技もあり、誰にとっても良い思い出となるはずです。





勿論、体育祭や文化祭(オリーブ祭と呼ばれます)も大いに盛り上がります。





また、明学は修学旅行に関しても特徴的です。
学年全体で一つの行き先に行くのではなく、6つの行き先から自分が行きたいところを選びます。
行き先は京都や沖縄などの国内から、台湾や韓国など海外まで様々で、行く時期もバラバラです。





〔自由なメイガクライフ〕





つぎに、明学には校則がほとんどありません。
染髪やピアスも許されています。
そして、そんな明学の自由な校風に伴うのが、生徒一人一人の個性です。





入学してから出会う友達には、夢中になれる何かやアイデンティティを持っている人が多く、これといって熱中できるものや得意なことも無かった私は、入学してから、同級生に沢山の刺激をもらいました。
私が明学への入学を志したのも、ここにあります。
元々は中高一貫校に通っていたのですが、明学の校風や高校生活に惹かれ、ここに行けば自分の世界が広がり、きっと人としてもっと豊かになれると思い、受験を決めました。





制服は女の子に関しては都内で一二を争うほどに可愛くて、「明学の制服は可愛い」と評判は堅いです。
白のセーターが珍しく、目を引く可愛さです。
リボンやネクタイは茶と緑の二色あり、オリーブ色と呼ばれています。
それらに加え夏服冬服もありますが、規定は特にないので皆季節問わず好きに組み合わせています。
部活はそんなに実績があるわけではなく、厳しさも強さも代によってまちまちです。





〔勉強面は??〕





勉強に関しても、附属校のためそこまでガツガツと勉強はしませんが、成績は容易く取れる訳ではありません。
指定校推薦での他大への進学や、そのまま明学大へ進学するにして希望の学部へ進学するには高い評定平均が必要です。
また、一般受験で大学へ進学する人は、予備校や塾との併用が必要(必須)になると思います。





〔明学での出会い、変化〕





先ほども述べましたが、アイデンティティのしっかりしている人が多いです。が、勿論私も含め、明学に入学するすべての人が自分のアイデンティティを持っているわけではありません。
新たな出会いを重ねる中で、そんな人達と自分を比べて自己嫌悪に陥ることもありました。 





明学のスクールモットーとして、「自分を愛するように隣人を愛しなさい」という聖書の言葉が掲げられています。
まずは自身を愛するのです。その次に、同じように隣人も愛するのです。





このように、私の場合は聖書の言葉や教えが実際に自分の学びになる経験が多いです。
週に二回HRの時間はチャペルで礼拝をおこない、授業時数は少ないですが三年間通じて聖書の授業があります。
とはいえ、宗教的なことを強要されるわけではなく、あくまでも人生の教訓的な感覚でキリスト教に触れる機会を作ってくれる点も明学の魅力だと思います。





また、明学生は、入学してから中学時代の友人に会うと、見た目の変化からか、「染まったね」とよく言われます。
しかし、そうした外見の変化は、新たに出会って互いに刺激を受け合って、そうして「自分」を持つことができた一つの表れにすぎないと考えます。
きっと外見よりも大きな変化が内面には生まれていると思います。





明学での三年間は、大いに楽しい高校生活を送るのにこれ以上ないほど理想的な学校です。
明学高校に興味を持ってくださった方は是非一度、説明会へと足を運んでみてください。





〔武田加筆〕





《男子はチャラいよ明治学院》





明学の男子はチャラい。全員が全員そうなわけではないけれど、全体の平均は他校に比べてかなりチャラいの部類です。
これは本当です。
明学に行くとチャラくなるのか、もとからチャラい子が好むのか。あまり定かではないけれど、明学の男子はチャラいのが多い。
一方、女の子は結構シッカリ者が多い印象。
推薦で入ってくる子が多いせいかな? 
学校の勉強をちゃんとやる子たちが多いかなという感じ。
そのせいか、成績上位者は基本的に女の子になることの方が多いとか。





《指定校が多いよ明治学院》





大学附属なので、基本的にはそのまま上に上がるという子が多いですが、指定校も豊富に持っています。
慶應、理科大、明治、中央、法政や、特に多いのはミッション系の繋がりなのでしょうね。
青山学院、上智、ICU、立教なども持っています。昨年度は青山学院に指定校23人!
しっかり学校のことやっていると、こういう選択も出来ますね。
しかし、上述のとおり、指定校を持っていくのは女の子に多い。





《楽しめますか?明治学院》





自由な校風、いわゆる陽キャな学校。なんとなくみんなが憧れるような高校生活を謳歌できる素敵な学校。
でも、私は思う。
この学校はかなり、人による。
雰囲気だけを見て、それに憧れて入ると、自由だけを得て無為に高校生活が終わる。
この学校で何を感じ、どう成長するか。
その差は意識が外に向いているか内に向いているか。
この学校は外に向いている子でないと、きっと楽しみきれません。


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