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【中2 内申点の計算方法が変わります】
都立高校の改革が進み
進学指導に力が入ったことや
2010年に公立高校の授業料が
免除されたことなどを理由に
昨今、非常に都立の人気が高まっています。
2014年の4月から、
保護者の年収が910万円以上の場合に
授業料が免除されないという制限が
つきましたが、それでも都立の人気は高く
今年の入試では都立の不合格者が13,000人を超え
都立志望率は全体で70%にも及びます。
中学2年生のみなさんの中にも
都立への進学を希望されている方が
多くいることと思います。
日比谷、西、戸山に代表される都立トップ校。
小山台、駒場、三田なども魅力的ですね。
ところで、中学2年生のみなさんから
入試の仕組みが少し変わるのをご存知ですか?
都立入試の合格は以下の2つの
点数の合計によって決まります。
1、当日の試験による当日点
2、内申点などによる平常点
今までは、学校ごとに1と2の
比率が違っていましたが、
2015年度入試(今の中学2年生)から
全日制の学校では7:3に統一されます。
つまり、 当日点700点換算
平常点(内申点)300点換算
合計1000点となるわけです。
さらに、ここが大きな変更点となりますが、
ここ長年変更されていなかった内申点の
計算方法が以下のように変わります。
【変更前】 基本5教科+実技4教科×1.3倍 最大 25 + 20×1.3 = 51点
【変更後】 基本5教科+実技4教科×2.0倍 最大 25 + 20×2.0 = 65点
以前と比べ内申点の最大値が14も
変わってくる計算となります。
およそ3教科分ですね……。
細かい計算は省きますが、
内申点65点満点のうち、
1点を当日点にすると
国数英社理の内申1点
当日の約3.3点
他4教科の内申1点
当日の約6.6点 と、
かなり重たくのしかかってきます。
「当日のテストでしっかり点を取れればいい」
というのは確かにそうですが、
日頃の内申点もバカにできません。
内申点がオール3の子とオール4の子の場合、
同じ高校を受けたとき大きな差が出ます。
オール3の子は、当日の試験で約70点も
多く取らなくてはいけなくなるほどです。
今の時期から内申点を
意識しておくことは
非常に重要となります。
(次回に続く)