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6月も終盤。近隣中学校の期末テストも徐々に終わり、一週間後には各学校テスト返却があり、1ヵ月もすれば夏期講習が始まります。お母様たちの中には、夏期講習をどこで受けさせるか、今ぐらいの時期から検討し始めている方もいると思います。
1年生の場合は、1学期の成績を見て大丈夫なら通わせず、ヒドイなら通わせるというご家庭が多いのではないでしょうか。2年生の場合もこのケースが多めです。3年生の場合は、受験が目前に迫り部活を引退してから頑張るといったご家庭が非常に多いです。
しかし、これをダイエットで考えるとマズいことでは?
● 日ごろからついつい食べてしまう
→ 日ごろからついつい遊んでしまう
● 来月から痩せる
→ 来月から頑張る
● 体重が増えてきたので減らしたい
→ 成績が落ちてきたので戻したい
ダイエット番組を見ていてふと思ったのは、共通点が二つあるなぁということです。
1、生活習慣に問題がある
2、目に見えてマズくなってきてから手を打つ
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1、生活習慣に問題がある
そもそも勉強しなかったり、勉強の仕方が悪く非効率的になっていたり。長年凝り固まった習慣を正す必要があります。勉強しなかった子どもを塾に入れた瞬間、すぐ学力が向上するケースもありますが、ほぼこの生活習慣の矯正が必要です。
口で言えばすごく簡単なのですが、揚げ物やデザートが好きな人にとって、これを無くしてヘルシーな食生活を送ることは相当な努力を強いられます。部活動がなくなったからといって、すぐ勉強に充てられる子はほとんどいません。問題を先延ばしにしていた人がいきなり、問題解決に向けて動き出せないとの同じです。
何かキッカケが必要ですね。
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2、目に見えてマズくなってきてから手を打つ
好きな服が着られなくなってからダイエットを始めるというダイエット番組が多くあります。症状が出てから治療する治療医学的な考えです。しかし、そもそもダイエット diet というのは食事療法という意味を持つ英単語で、日頃から注意していれば無縁の言葉です。本来であれば、ダイエットをする必要がない予防医学的な考え方をするべきです。
学力が低下するより、低下しないほうがいいわけです。分からなくなってから塾に通わせるのではなく、勉強が難しくなり始めたぐらいから通わせた方が苦手意識も薄く、勉強に取り組みやすいとは思いませんか?
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塾に入れる最適なタイミングを見つけるには、子どもとのコミュニケーションが不可欠です。自分から塾に行きたいと言ってくれればいいのですが、そんなことはなかなか言い出しません。
『最近子どもの様子が変だな、自宅での勉強をしなくなってきているな、宿題の手が止まっているな』など細かなサインを見逃さず、しっかり話をすることも必要なのではないかなと思います。
では、また次回の更新で。