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誰にでも口癖というものがあります。『つまり、って感じで、まぁ、いや、えー……』を人は無意識のうちに使っています。以前から感じていたことですが、当塾の中3は『なんかぁ』と発言してから、話し始めることが非常に多いです。口癖はしょうがないものだと思っていますが、今回は2つの理由から強めに注意をしました。
まず、年上に使う言葉ではないから。
質問しに来ることは立派です。でも「なんかぁ、ここわかんないんですよ」と、ほぼタメ口なのはよろしくない。部活の先輩とかでも怒られる場合があるでしょう。学校の先生にはもってのほか。彼らの口癖が出る頻度を考えると、確実に学校の先生にもタメ口で話しています。定期テストの点でそれなりにとっていても内申が低い生徒に、この口癖が多いのも頷けます。学校の先生に嫌われたら内申はつきません。私たち塾の先生ではどうしようもない部分で内申を下げられても、救ってあげられません。彼らに気をつけてもらうしかないのです。
そして、脳を使わないから。
人に伝える際、伝わるように話すのは基本です。わかりやすくするために、頭の中で整理してから言葉を発するという方も多いでしょう。その結果、自然と論理的に考え、自然と筋道だてて話すという脳の使い方をしているはずです。しかし、彼らは『なんか』と言ってから話すことを考え始めます。今日の中3授業では、『なんか禁止』にした途端、自分の言いたいことが表現できない子が出るほど。言いたいことだけが先に出て、言葉の途中で『なんか』と切られるので、聞いている側はなかなか理解しづらいです。
論理的な思考は学業でも養われるものですが、大半はこういった日常生活で養われます。たかが口癖、されど口癖。マザーテレサの言葉にも有名なものがあります。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
日々の小さな積み重ねが内申を作ると思いましょう。日頃から考える癖をつけましょう。
では、次回の更新で。