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先ほどの記事の続きのようなものです。
先ほど記したように、私たちの思考は母語に支配されています。
ジョージ・オーウェル著の『1984年』に登場する「ニュースピーク」という新語法は、それにより人々の思考を制御することを目的としていたように。
言葉が豊富な人は、それだけ複雑なことを考えることができ、思考の幅が広くなります。
幼少期から中学生くらいまでは自分を取り巻く世界が狭く、その環境に大きく支配されます。
子どもの言葉が足りない、子どもが汚い言葉を使う
こういった事態はつまりは、その子を取り巻く環境で使われている言葉の問題でもあります。
ですから、
子どもを賢く思考幅を広くしたい
子どもに汚い言葉を使ってほしくない
のであれば、親自身の言葉を気をつけていくことが重要です。
無意識的に我々は汚い言葉を使ってしまったり、ノリだけの言葉を使ってしまいがちです。
生徒のなかにも使う子がいますが「マジ卍」とか、意味不明じゃないですか。
そういうノリだけの全く意味の分からない言葉が、よくよく見るとたくさんあります。
「ヤバい」とかもそうです。
そういう言葉を私たち自身が気をつけて避けていくと、きっと子どもの使う言葉も変わってくると思います。