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これは、あくまでも感覚値での話です。
根拠やデータは取っていません。
ですが、たぶん、あたっています。
偏差値60あたりから、70手前くらいまでの入試は、一番落ちる。
何故か。
人気校だから倍率が高い。
まぁ、当たり前か。
最上位校は?
ここまで行くと、志願者が減るから倍率は下がる。
だから、落ちる人も減る。
でも、それが理由かな?
もちろん、理由の一端ではあるのだけれど、こうなる原因はもっと根深いところにあると感じます。
いくつか書いてみようと思います。
① 学校内では上位にいるからこそ
偏差値60あたりから70手前くらいまでの学校って、学校で上位の子たちが受ける。
当たり前ですよね。
特に偏差値60あたりが私は一番危険だと感じているのですが、学校でそこそこできてしまう。
たぶん、塾でもそう。
だから、なんだか自分が上位にいるかのように思ってしまう。
だから、自分がまだまだだという感覚が生まれにくいんじゃないかな。
そこそこできる生徒が、そういう感じでなんとなく、自分は出来てる方だしイケるのでは?みたいな感じで突っ込んで、で、落ちる。
みたいな。
とりあえず三田志望、とりあえずMARCH志望。
三田には受かりたい、MARCHには受かりたい。
この問題は何度も何度も書いてきましたけれど、この「には」っていう表現。
ここに象徴されていると私は感じています。
ちょっと舐めてますよね。
そんなに生易しい世界じゃないよ。
ここにある一種の見くびりと、そこから来る余裕
これがきっと、どこかに潜んでいる。
だからかな?
このレベル帯の生徒って、割と私の目からすると「は?まだまだ余裕あんだろ?」って見えることが多い。
何度も書いてきたけれど、偏差値60って、上位15%
そのレベルですかね?
学校内ではなくて、全中学生の中で。
さらに
② 踏み込めない弱さ
全員が全員とは言わないけれど、志望が半端じゃね?ってね。
結構できる部類にいるのに、結構できるに甘んじている感じ。
最上位を目指さない感じ。
ここに、もう一歩の踏み込みが出来ない弱さがある。
特にさ、MARCH志望の生徒。
なんで、早慶じゃないの?
「どうしてもMARCHに行きたい」ではなく
「早慶は恐れ多いな、MARCHかな」みたいな。
こういう感じでMARCH志望の人も結構多い。
都立も同じ。
なんで、小山台じゃ、自校作成じゃないの? みたいな。
大学受験とかでも多いんじゃないかな。
あるいは、定期テストとかも。
400点目指します→370点
450点目指します→400点
だいたい、こういうもんですよね。
自分が本当に取りたいと思っている、そのさらに一歩、二歩先を据えないと、目的には届かない。
それがわかっていないから、あるいは、わかっていて目をつぶっているのか
てっぺんまで行く努力はしたくないし、その手前までで何とか…という気持ち。
もう一歩踏み込んでくる覚悟。
たぶん、それが足りない人が、このレベル帯の人には多い。
そして最後にもう一つ
③ 登っていくのにこれまでの倍以上の労力がいる
何度かこれもブログや塾報でで書いてきたのだけれど
このレベル帯って、みんな勉強そこそこ出来るし、そこそこ頑張っているんですよね。
しかも、中には尋常ならざる努力の人もいる。
その中で、なお、上に登っていく。
これがいったいどれほど大変なことなのか。
きっと、このレベルの人たちは、もとから結構勉強得意で、そこそこ出来てしまう。
出来てしまうがゆえに、ガチで上に上るってことがどれほどやらないといけないのか、体感としてもっていない。
もしかしたら、もっと低いところから頑張って登ってきた人たちの方が、それがいかほどの労力なのかわかるかもしれない。
実際のデータはないし、あくまでも感覚でしかないのだけれど、そんな感じの気持ちが、キミの中にはないかな?
もし、ちょっとでもその感があるなら
キミは出来るほうかもしれないけれど、黄色信号ですよ。