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こんばんは。ZENT進学塾の坂口です。
冬期講習明け最初の授業にて各教科の実力テストを行いました。英語ではテストが終わってから、長文を書き写して日本語訳して文法問題の解説を自分で書くという宿題を出してありました。

↑提出されたノート。この提出までにまたいろいろとありました……。この宿題は授業中に回収して、私がコメントを書き込んでから後日返却をしています。

↑は、とある中学1年生の解答で、青字は私のコメントです。一生懸命に自分なりの解説を書いていて、英語の内容的には良い仕上がりです。
しかし……
漢字を書かない。
この他にも、最近の生徒たちには、以下の傾向があります。
・日本語訳の句読点「 。 、」を打たない
・日本語訳が名詞で終わる (例 彼は先生)
・日本語のカタカナが書けない
・そもそも日本語になっていない
最後のものは極端な例ですが、近年の中学生は日本語能力の低下が目立つように思います。めんどくさいからと書かない子も多いですが、やはり書けない子も増えています。使わなければ、語学力は低下します。それがたとえ母国語であってもです。そしてもちろん、母国語の能力低下は学力の向上を妨げる要因となります。理解能力が低下するので当然です。
携帯電話を10代で持つことも珍しくなく、塾の宿題をメモするために携帯のメモ帳アプリを使っている子もいます。自分で覚えるという作業を電子媒体に置き換える時代がやってきています。
結果、何が起きるのか?
電子媒体を見て情報を写せばいいと考え、暗記する努力をしなくなります。漢字・単語などの暗記方法が身につかず、覚えるということができなくなります。 実際、当塾の生徒でも中学に通い始めて1年経っても1週間の時間割が言えない子がいるぐらい、覚える能力が低下しています。
母国語で理解した内容を覚えて使いこなすことは成績向上だけでなく、社会で生きていくためにも大切な力となります。「できない」と言っている場合ではないのです。日本語を使うということの大切さをもっと生徒に知って欲しいと思う、英語のノート提出となりました。
では、また次回の更新で。